「映画鑑賞(遺体)」

今日は金曜日ですが、中学生組の子どもたちが映画鑑賞をしたいとリクエストがあったので、臨時に開設。

西田敏行さん主演の『遺体』を鑑賞しました。

この映画は、東日本大震災で未曾有の被害を受けた釜石市で遺体安置所として使われた中学校の体育館で、次々と遺体が運び込まれていく。

その数に打ちのめされながらも、犠牲者の尊厳を守りつつ、少しでも早く遺族と再会させるべく必死に身元確認作業に当たる人々の実話に基づいた物語。

災害がもたらす悲しみと、災害に対する自分ごとに感じるためかな、子どもたちに伝える題材として、この映画はよいと私は考えています。

観ていて苦しいし、涙が止まりません。

私は東日本大震災大震災後の東北の旅を通じて、自分が見てきたものや、聞いてきたこと、たくさんの人々との出会いから、物凄くリンクする。

観終わったあと、子どもたちは何も語らなかった。

おそらく感じたものを涙以外に表出する言葉が見つからないのかもしれない。

私は東北の旅の話を子どもたちにはしてきていない。

そろそろ話してもよい機会かもしれない。