「木下大サーカス体験」

子ども食堂ひみつ基地では、子どもたちがオトナになるための武器(経験)の獲得のための「学び」の機会をひとつでも多く作ることを活動のコンセプトにしています。

#子どもが子どもでいられる時間は限られるからね

経験値の獲得の一環として、「職業体験」などの機会を計画している。

どのように企画するかというと、地道に様々な企業に職業体験の「お願い」をメールしています。

コロナ禍で断られることも多い中、子どもたちに経験の機会をと賛同してくださる企業から見学の了承を得ることができました。

その企業とは・・・・なんと「木下大サーカス」!!

無理なお願いのメールに快諾のお返事!!

めちゃくちゃ嬉しかった。

お願いしたのは、子どもたちとサーカスのショーを観に行くのでその後に少しでもサーカスの裏側を見せてもらうことは可能でしょうか?という内容。

どんなことでも子どもたちにとって貴重な経験になると思っていたので、チラッと見せてもらうだけでもラッキーなことだと思っていました。

しかし、木下サーカスさんからのお返事は、公演の招待と、公演終了後の舞台での練習などの見学を案内します。と

見学のみならず、ショーの招待まで!!

チケットはひみつ基地から支出する予定だったのでこの善意に感動しました。

#木下サーカスさん優しすぎ

私含めサーカスはほぼ初心者。

初めて入るザ・サーカスのあの大きなテント。

真ん中の舞台を円状に囲む観客席。

天井近くまで続く、梯子付きの柱。

オトナの私もワクワクしっぱなしでした。

木下サーカスさんは創立119年。

世界三大サーカスのひとつで、日本の2つしかないサーカス団のひとつである。

ショーは、二部構成で全約2時間。

人間の限界に挑戦した血のにじむような練習の賜物を感じさせるパフォーマンスは「凄い」、「美しい」以外の言葉が思いつかない。

#ほんま凄いって

#みんなも是非観て欲しい

ホワイトライオンやシマウマ、ゾウなど間近で動物と人間の信頼関係の共演はこれまた凄い!!

オートバイショーは狭い球体の中で3台ものバイクがぶつかることなく交差する。ひとりでも呼吸が乱れれば大事故の命がけのパフォーマンスだ。

マジックショーはこんなにも近くで観ているのに、ナネや仕掛けが全くわからない。

観客をわざとヒヤッとさせる空中ブランコ。

全てが素晴らしかった。

全ての演目が終わり、お客さんが全て帰った後に、ひみつ基地だけの貸し切り見学が始まりました。

#忙しいのに本当に有難い

照明や音響を担当してるエリアの見学。もちろん立ち入り禁止エリアだ。

約300もある照明や、各ショーの音響をふたりのスタッフが担当。

毎回タイミング変わる演技に、ズレることなく合わせる。

#居眠りできないね

先ほど観ていた中心にある舞台に案内され、見た目以上に広く感じました。

さっきまでライオンやシマウマ、ゾウなどがいたのだので動物のニオイが舞台には残っていた。

#子どもたちは獣臭って言ってた

そしてなんとバイクショーををしていた球体の真ん前で、再度バイクショーを観せてくれた。

#手の届く位置で

観客席からでは聞こえない鉄の球体が軋む音、スピード感、迫力が凄かった!!

#凄かったしか言えないのか

#語彙力なさすぎ

更に嬉しいことに、バイクショーを行っている球体の中にも入れてくれました!!

外見からは球体に見えてましたが、実際は楕円形。それを知っただけでも特別感バリバリです。

サーカス用にカスタムされたスズキのバイクに跨がせてもらえました!!

#あのバイク乗ったことあると自慢できる

パフォーマーは、自分が出演していない時間は様々な仕事を兼任している。

さっきまでダンスをしていたパフォーマーがお土産屋さんにユニフォームを変えて立っていたり。

さっきまで舞台の設営をしていたと思ったら次に空中ブランコで飛んでたり。

サーカスのテントも、外部業者を入れず身内総出で組み立てているそうです。

#サーカス団は家族そのものだね

お陰様で夢のような時間を過ごせました。

木下サーカスさんには本当に感謝しかありません。

最後に、質問の中で、「どうしたら入団できますか?」と聞いた答えが、

「入りたいという気持ちさえあれば入団できます」と返ってきました。

どんなことでも「本気」であれば夢は叶うってことですね。

子どもたちの心にどのように刻まれたかはわかりませんが、大きな大きな経験値となったことに間違いないと思います。

#ドラクエのレベルアップの音が聞こえる

本日は、木下大サーカスの全ての方々、子ども食堂ひみつ基地の子どもたちに貴重な経験を本当にありがとうございました!!

ご丁寧に案内をしてくださった木下英樹さんに感謝!!

サーカスという伝統をこれからも守り続けて欲しいです。

きっと、子どもたちの未来の子どもたちに木下大サーカスを観に行くことでしょう。

子ども食堂ひみつ基地では、子どもたちがオトナになるための武器(経験)を得る機会をつくる活動を続けていきます。

子どもたちが子どもでいられる時間に限りがあるから。